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Vectorworks to MA3D (MA2)

今回は、VectorworksからMA2へのインポートを行ってみました。
MA3が出る前から既に可能であったこの作業は、日本ではなかなか浸透していないのではないでしょうか。

細かいオブジェクトのインポートまで突き詰めていくとキリがないですが、プログラミングに際しての最低限を、GrandMA2、MA3Dに落とし込むことができれば、外部のヴィジュアライザーへのコスト削減、ドラフティング時間の節約にもつながります。

また、MA2へ直接落とし込むことでのメリットもご紹介できたらと思います。

使用しているソフトウェアのバージョンは以下の通りです。
Vectorworks Spotlight 2020 (英語 / Mac)
MA2 OnPC & MA3D 3.8.0.0 (Windows 10)

 

Vectorworks 3D図面の内容


ちなみに、MA3におけるMVRを使用した記事と、ほぼ同じ図面を使用してます。
記事へのリンク:MVR to MA3

灯体:
Clay Paky – Sharpy (Vector Mode_ 20ch)
Martin – Viper Profile (16bit – Extended_ 34ch)
SMG – P-5 (10ch Mode)
Martin – Aura (Extended_25ch)
VARI LITE – VL4000 Spot (16bit-Enh_ 57ch)
James Thomas 8- Light Molefay (2ch使用)

今回はさらに、ソースフォーの26度をフォーカスした状態で、書き込んでみました。

それぞれの灯体番号やアドレスは、すべてVectorworksのObject Info から入力していくことができます。今回はそれらが入力し終わり、エクスポートしていく作業にフォーカスしていきます。

 

そもそもVectorworksに、MA2のプラグインってある?


Vectorworksにおけるデフォルトでのプラグイン機能の中にはありません。そのため、外部からプラグインのダウンロードが必要です。

ACTのサイトからVectorworks Spotligt Plugin v2.6(2020 10/17現在)をダウンロードすることができます。

(以下、ACT Lightingから)

ダウンロードが済んだら、まずこのプラグイン機能をVectorworksに落とし込む作業です。

Macの場合は以下手順:

(Macの) アプリケーション
↓
Vectorworksフォルダ
↓
Plug-Ins
↓
この中にダウンロードした「Export grandMA Setup (XML).vsm」
を入れます。

その後、このプラグインをVectorworks内のToolから表示させなくてはいけません。

まず、Vectorworksを開いて、
↓
Tools
↓
Workspaces
↓
Edit Current Workspace Editor
にいきます。

以下、スクリーンショットの左側のCommands:が、Vectorworks内のすべてのオプションです。
それに対し、右側のMenus:が実際にアクティブさせ、選択できるようになっている項目。

なので、左側のCommands:の中からImport/Exportを探し、Export grandMA Setup (XML)を選択、右側のExportにドラッグして落とし込んであげると、ダウンロードしたこのプラグインが使用できるようになります。

その後、他のファイルをエクスポートする作業と同様に、
File
↓
Export
↓
Export grandMA Setup (XML)
で図面を書き出します。

 

エクスポート時の割り当て


ここから本題ではないでしょうか。

エクスポートを選択すると、この画面が表示されます。
「Vectorworks内のデータのどこを、MA2のどこに割り当てるか」という作業を、マニュアルで行うのです。

上から、

Creat MA Layers from
MA2のパッチ画面で最初に設定する、レイヤーのことです。
今回はフィクスチャーを元にMA2内のパッチレイヤーを作りたかったので、Fixture Typeを選択しました。

Field Selection
各ドロップダウンはVectorworks側の機能になってます。そのため、以下私の設定です。

DMX Address Field
Vectorworks側のaddress欄を元に、MA2のDMXアドレスをパッチしたいので、ドロップダウンはaddressになってます。

Fixture ID
今回はVectorworks側のChannel欄がMA2内のFixture IDと同じ意味になるので、ドロップダウンはChannel。

Channel ID
一般照明に対しても、Vectorworks側のChannel欄がそのままMA2のチャンネルに当たるので、ドロップダウンはChannel。

Fixture Name
これはVectorworks側のInstrumental Typeを当てはめます。

Fixture Info
今回の図面には特に入力してません。

Fixture Type一覧
全ての灯体をエクスポートしたかったので、Export欄には全てチェック。
吊り方は特に特殊なものはないので、オフセット値は0にしました。
フォーカスデータを反映したいのはソースフォーなので、そこだけチェック。

そして重要なのがMA Fixture Type No.
この番号はどこから来るのか、ですよね。

 

MA2のパッチ方法


このMA Fixture Type No.は、MA2のパッチ画面を完了させないと、わかりません。

ただ、MA2では通常のパッチ方法とは、少し異なります。

上の写真は、私が実際の行ったものですが、

Setup
↓
Patch&Fixture Schedule
↓
Fixture Typesにいきます。

すなわち、実際にパッチするのではなく、Fixture Type一覧に、使用する灯体を下のImportから追加していくのです。

その時に、左に表示されるNo.が、Vectorworksのプラグイン内に表示されるMA Fixture Type Noになります。

No.2 → Dimmer (デフォルトで出てきます)
No.3 → Mac Aure
No.4 → P-5
No.5 → Mac Viper Profile
No.6 → VL4000
No.7 → Sharpy

このNo.は、完全に私の行った作業順なので、No.2 → Dimmer 以外は現場により変わっていきますね。

 

一般照明の注意点


図面では8灯モールは2チャンネルですが、MA2では無理に2チャンネル使用の8灯モールプロファイルを探し出すのではなく、一般照明にまとめて、MA2のパッチから、マルチパッチ等の作業をした方が、格段にわかりやすく、エラーも起きないですね。

MA2からは2チャンネル仕様の8灯モールを探しだし、インポートを試してみましたが、ポジションが反映されませんでした。
今回一番大事なのはMA3Dにポジションが反映されることですから、

8灯モールへのケアは、以下:

一般照明で統一してNo.2を割り当てる
↓
Import
↓
MA3D内でオブジェクトを変更

という作業が良いかと思います。

最後のMulti Break Sourceは、カラーチェンジャーなどを設定する際に割り当てるものですが、今回は使用していませんのでNoneになってます。

全ての割り当てが完了したら、Exportをクリック。

 

.xmlのプラグインファイル


ここでやっと出力されたプラグインファイルは、拡張子が.xmlになってます。
このファイルを、MA2のimportexportフォルダに入れ込みます。そうすることで、MA2から読み込むことができるのです。

ちなみに、MA2のコンソールで直接行う際は、MA2のフォーマットが入ったUSB内のimportexportフォルダから直接インポートできるみたいですが、
その際は、BackupからUSBを選択した状態でインポートコマンドを入力する必要があります。

OnPCではUSBから直接インポートというのは、うまくいきませんでした。
そのため、今回は.xmlファイルをMA2 OnPC内のimportexportフォルダに入れて行いました。

 

MA2でのインポートコマンド


そもそもこのコマンドの存在を知らないと、インポートできることすら知らないと思います。
マニュアルにも載ってなかったと思います。
この辺が、日本ではMA3Dがなかなか有効活用されなかった一つの原因なのかなとも思います。
MA2のコマンドラインを選択し、

cd editsetup と入力し、Enter

その後、表示がEditSetupとイエローになったのを確認し、
import “ファイル名” at layers と入力し、Enter。
ファイル名の大文字小文字にも、注意です。

ファイルが正常に見つかり、Command Line Feedbackに、「imported」 と表示されたことを確認し、
cd/と入力、Enter。

これでインポートが完了です。

なかなか複雑ですね。

 

その後の処理


まず最初に行うのが、アドレスの確認です。
アドレスが割り当てられていないと、MA3Dにも反映されません。MA2のパッチが完了しているか確認し、決定していないアドレスがあれば、仮のアドレスを入れておくと良いでしょう。

赤字になっている場合はアドレスを割り当ててください。

 
以下インポートした写真ですが、フォーカスにチェックを入れたソースフォーには、しっかりフォーカスも反映されてますね。

 
今回の図面の場合、MA3DではフロアのSharpyが反対になってしまいました。これは、Vectorworksのシンボルが、吊りとフロアと同一のシンボルだったためです。
フロア用のシンボルを使用すれば、インポート時にオフセットを吊りと分けて設定できたりしますが、同一のシンボルであったため、MA3D上で反転させることにしました。

 
8灯モールも、そのままGeneric Dimmerで出力したので、MA3Dではデフォルトのパーライトとして表示されますが、MA3DからChange Modelを選択し、同じくデフォルトで内蔵されている8灯モールに変えることができます。

 
8灯モールのシンボル変更後、X軸を調整してあげると、ティルトをあげることができます。

 

トラスのインポート


灯体だけでも打ち込むことはできますが、トラスやモデルくらいは作成したいですよね。
これらのオブジェクトは、.3dsファイルとしてエクスポートします。

Vectorworks上で、エクスポートするトラスをアクティブレイヤーにし、
File
↓
Export
↓
Export 3Dを選択。
これで.3dsデータが書き出されます。

その後、その.3dsデータをUSBに入れ、MA3Dの
File
↓
Import
↓
Import 3D modelを選択し、USBに入れた.3dsデータを選択します。

そうすると、以下の画面にインポートしたデータがフォルダとして現れます。
今回は「1024_Truss」となっているのが、私が入れた.3dsデータです。

 
これだけだと、この.3dsデータの縮尺があっていないため、上にある「Scale Model」から縮尺を設定します。

ACT lightingのイントロダクションでは、Vectorworksからのデータは、
1 Meter in foreign application is 1Milimeter in MA3D(x0.001)
に設定することを推奨していますので、まずここを選択すると良いでしょう。


 
その後、この画面を閉じたあと、どこにこの.3dsデータが保存されているかというと、MA3Dの「Media Database Window」です。
右下のトラスシンボルの中に、「1024_Truss」のフォルダも選択できるようになります。

以下拡大図

 
その「1024_Truss」のフォルダをダブルクリックすると、トラスが反映されます。
やっと図面らしくなりました。

 

仕上げ


MA3Dから、最後の仕上げを行いました。
「Media Database Window」からPeopleを選択し、モデルを追加。
5人のバンドを配置しました。

彼らの位置は、Vectorworksの値をそのままMA3Dに入力したものです。
そこから、ソースフォーを点灯し、フォーカスがあっているか、確認しました。
ソースフォーは全く触っていませんが、しっかりあってます。

 
あとは、デフォルトの床の柄が嫌いなので、同じく「Media Database Window」からGray Planeを選択。

そのサイズを、図面のステージサイズにしました。

以上、いかがでしたでしょうか。
この水準であれば、ヴィジュアライザーにお金をかけなくても、プログラミングが可能なのではないでしょうか。

また、MA2では、ショーファイルではなく、Layerのインポートであるがゆえに、今までに使用していたエフェクトやパレットを引き継ぐこともできます。
さらに、MA3Dに描かれている、ということは、MA2のステージ画面にもすでに同じ図面が出来上がっています。

Layout画面を作成するのにも、時間短縮につながります。

MA3のMVRに比べれば、少し手間が必要ですが、十分活用できるのではないでしょうか。
少しでも役に立てば、幸いです。


写真&図面:Yoshi

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