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You are here: Home / Tour / ツアーの1日 – アリーナ編

ツアーの1日 – アリーナ編

今回は、アメリカではスタンダートである、アリーナクラスでのツアーにおける1日の流れを書いてみました。

もちろん、コロナ後は少し変化が見られると思うし、私個人の予想としては、日程の中にコンスタントにPCR検査が入ってくると思ってます。

ただ、ここではコロナ前のベースとなるスケジュールを載せてみたいと思います。

 
 仕込み開始時間は?


7:00、8:00スタートがスタンダードですが、ツアー最初の1週間は6:00スタートで早めに始まることが多く、システムが十分できあがった後は、7:00や8:00に変更されていく、ということが多いですね。

量を仕込む場合は、6:00スタートがスタンダード、ということもザラにあります。

マジソンスクエアガーデン(MSG)など、少し搬入にトリッキーな現場は、もっと早くなったりします。

MSGでは、延々と続く螺旋状の搬入ロードを、大量のフォークリフトで機材を押して登っていきます。

そのため、深夜1:00搬入スタートなんかもあります。

夏のアンフィシアターツアー(半野外劇場ツアー)では、8:00が一般的です。

様々なサイズのツアーがある中でも、8:00スタートはラッキーと思っていいかもしれません。(笑)

ただこれは乗り打ち公演の場合で、仕込み日がある際は、10時照明搬入など、遅くなります。

基本的にはアメリカ国内はバス移動ですから、初日や仮組みでない限り、バスの中で6時くらいに起きて、着替えたりして。

バスの中でコーヒーや軽い朝食(あれば)をつまんで、そのまま歩いてアリーナに行くって感じですね。

ツアーバス生活については、また別の記事で書きたいと思います。

 
まずはリギングから


まずはチェーンモーターから搬入、仕込んでいきます。
何を仕込むにも、吊り込む機構がないとダメですよね。

吊り点のマークアウト作業があるリガーチームは、照明クルーの1時間前にはアリーナに行き、作業をしています。

クルーチーフであれば、それに同行して、照明トラスが正常にあげられるか、他の機構と干渉しないか、などの検証も行ってます。

 
押すか押さないかは、リギング次第・・・


照明はリガーの作業が終わらないと、吊り込めません。
機材の搬入はもちろんできますが、狭いアリーナであれば、スペースにも限りがあります。

なので、なるべくリガーの手伝いをしてあげるのが、良い関係性ですよね。

モーターの空ケースを片付けてあげたり、Pickle を使用して、モーターを仕込む高さまであげたり。
(Pickleをはじめ、仕込みで私が持ってる基本ツールについても、また別に書きたいと思います。)

ローカルのリガーと協力して、吊り点へモーターをかけていく。
時間にもナーバスな作業、ということで、ツアーリガーと、ローカルとで、衝突することも多々あります。

モーターポイントでも、仕込み順が最後なものは、昼までそのポイントにモーターが吊られないなんて場合もあるので。
そのしわ寄せは、基本照明にきます。

ちなみに、ここでスキを見て、朝食を食べにいきます。

 
10:00 – 14:00 照明仕込み


だいたい4時間前後で照明はあげないと、ちょっとバタついてる印象でしょうか。

もちろん、システムとして完成される前の、最初の1週間くらいは、どうやったら仕込みが速くなるのか、マーキングや手順を、時間をかけて改善します。

ここで手を抜くと、あとが大変です。

周りのスピードが上がる中、自分たちの仕込みのスピードが上がりにくくなるからです。

キーポイントは、いかにステージハンズ (ローカルユニオン) が仕込みやすくするか。

 
14:00 – 15:00 ランチ!


ちょっと遅めの昼食ですね。
もしくは仕込み中に交代でお昼にいきます。

お昼のケータリングが、だいたい15:00には終わっちゃうので、その前には。

予算があるツアーであれば、ケータリングチームもツアーで同行します。
そのため、ベジタリアンの方などは、スペシャルなものをお願いしておくこともできます。

基本的にはどこもビュッフェ形式で、自分の食べたい分だけ取ることができます。
ただ、この部分はコロナ後はかなり変わるでしょうね。

ビュッフェは結構バリエーションもありますし、デザートもありますよ。
さすがアメリカです。

 
15:00 – 16:00 トラブルシュート/修理


トラブルがあれば、引き続きトラブルシュートを行い、壊れている機材があれば、この時間に修理します。

3〜4ヶ月のツアーが一般的ですし、その間は基本的には自分たちで修理しないといけません。

「会社倉庫に帰ってから、倉庫の人間が・・」

なんて概念は、

千秋楽くらいしか、ありません。

この辺で、ムービングライトなどの知識は、勉強しておく必要がでてきます。

必要なパーツがあれば、どの部分なのか。

基盤なのか、センサーなのか、バラストなのか、モーターベルトなのか。
新しい灯体をそのまま送ってもらうことは、なかなかできませんので。
送料も時間もバカになりません。

これらの解体作業を行う道具や、その他ハーネスを入れておく、自分のWork Boxもここで必要ですね。

 
16:00 – Door Open まで。


オープニングアクトの公演があれば、この時間で仕込みます。
もちろん、メインのアーティストのフォーカス作業などが終わってからです。

ここからエクストラの仕込みがあり、ツアークルーも手伝う場合は、「仕込み料」を別途をもらえる時があります。
メインのツアーとオープニングアクトのプロダクションとが別々だからです。
オープニングアクト側が手伝ってもらうツアークルーに支払う、という形です。

システムとしては、しっかりしてますよね。

その後、だいたい17:30 – 18:00くらいには開場します。

 
Door Open 〜19:00 オープニングアクト開始 まで。


この客入れ中の時間はゆっくりできます。
夕食をとったり、バスに戻って仮眠をしたり。

本番が21:00スタートと、アメリカは遅いので、ここでの仮眠、大切です。

ツアークルーが、オープニングアクトのオペレートを担当する場合もありますよ。
だいたい19:00くらいからオープニングアクトの公演なので、その場合は寝過ごさないように。

 
20:30 – 21:00 転換


だいたい1時間半くらいでオープニングアクトの公演が終わり、
そこから転換です。

結構緊張する時間でもあります。
灯体チェック、システムチェックを行いますし、ここでトラブルを発見する場合も、多々あります。

一度、下手全体のシステムがダウンし、この時間にトラスに登ることもありました。

観客も入ってますし、会場の客電も暗い中、1分1秒を争う作業を、トラスの上で行うのは、本当に生きたい心地がしませんでした。

 
21:00 – 23:00 本公演


本番を担当していなければ、公演中は休憩できます。

ピンもステージハンズにやってもらいます。

日本での外タレ公演で、ピンは日本人がやるのと同じです。

何かスペシャルなキューがあるなど、ツアー仲間で担当を決めていれば、その人がやります。

最初の数曲はトラブルがないか、皆ステージの周りに待機するのが一般的です。

また、本番中ワイヤレスのクリアカムをつけて、何かあった場合にすぐ対応できるようにする場合もありますから、
まぁ、基本は気が抜けないですね。

 
23:00 – 26:00 バラシ!


日本で外タレの公演を観たことがあれば、ご存知の通り、客出し中も、速攻でバラシ開始です。

半ばレースのような状態になります。

怪我に注意です。

量を仕込んでる場合でも、遅くて4時間、27:00には最後のトラックが閉まるかなと。

次の会場への移動時間を確保するために、かなり急がないといけない場合もあります。

また、日程が詰まっていれば、

バラシでモタつく=睡眠時間が削れる

ということに直結です。

バラシが終われば、そのアリーナにあるスポーツ選手用のシャワールームで、シャワーを浴びたら、バスへ移動です。

このシャワー用のバックも、ツアーバスからあらかじめアリーナ内に持ってきておくことが大切です。

アリーナとバスが停泊する駐車場まで、かなり距離がある場合が、多々あります。

シャワーでモタモタしてると、最悪置いてかれます。

万が一に備え、携帯は使える状態にしておきましょう。(笑)

 
26:00 – 6:00 (4h 睡眠)


ここには4時間、と書きましたが、
大概そんな時間は取れません。(笑)

アリーナの条件にもよりますし、バスに戻るまでに、なんやかんやで27:00になったり、

あとは時差が発生し、移動中にマイナス1時間、なんでこともあります。
もちろん、その逆も。この場合はラッキーです。

この移動で、アメリカからカナダに入国したりする際は、ボーダーラインまで起きていなくてはいけません。
入国審査があるからです。

次の日また仕込みだと、これが結構きつい。

連日公演が続くスケジュールの場合、結構ストレスフルになってきます。

体力的に、3公演連続は、結構きついですよ。
(なので、途中の仮眠が、効いてきます。)

 
まとめ


今回はアリーナバージョンを書いてみました。

これがスタジアムだと、仕込み日などが入り、また変わってきます。

移動日やオフがどのくらい入るのかは、やはり気になりますし、毎日顔を合わせるメンバーと、どのような良好な関係を気づくのかも、神経を使う部分でもあります。

また、オフにどれだけリフレッシュするのか、精神衛生上、かなり重要です。

同じアーティストに数ヶ月。同じルーティーンにもなりがちですから。

基本的には公演ごとに自宅に帰れる日本の現場とは違い、「行きっぱなし」が何ヶ月も続くわけですから、そこで感じることも変わってきます。

スーツケース1つで何ヶ月も生活していると、「人間、そんなに物って必要ないんだな」と、私自身かなりミニマムな生活になったのも、事実です。

今回はスケジュールの本筋を書かせてもらい、この中から詳細をピックアップできる事柄があれば、
別に記事にしていきたいと思います。


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